ご挨拶
里山にホトトギスが鳴き、さつき花咲くこの季節、昨年に引き続き
第二回風雅,を開催させて頂くこととなりました。
盆栽展と言えば、秋冬の大展覧が多く見られますが、
一木一草、そして水石が奏でる自然美を、多くのみな様と堪能しようと思いました。
冬姿では見過ごしてしまわれそうな草木が、美しい緑を呈する今の季節は、
私達に命の素晴らしさを伝えてくれます。
水に打たれた水石や掛物との調和などによって、
更にそこにひとつの自然に対する讃歌が繰り広げられます。
私たちは盆栽や水石を通して、日本人が自然と共生し、
慈愛の心を以って生きてきた姿を、もう一度再認識できればと願っております。
本展の開催に際し、ご協力頂いた愛好家の皆様、
会場をご提供頂いた鹿沼市花木センター様、
そして本展の意義をご理解頂き、貴重な作品をご用意頂いた
著名盆栽作家の皆様へ、心より御礼申し上げます。
御清覧のひとときが“日本の自然美”によって心癒される刻と
なりまことが主催一同の切なる願いであります。
風雅展実行委員会